ご挨拶

  第7回神経内分泌腫瘍研究会学術集会
会長 石川雄一
国際医療福祉大学
(公財)がん研究会がん研究所

謹啓 このたび、第7回神経内分泌腫瘍研究会学術集会を2019年9月21日(土)に、東京大学伊藤謝恩ホールにて開催いたします。お世話を担当する私は、病理、とくに肺の神経内分泌腫瘍の病理をやって来たにすぎず、やや重すぎる職ではございますが、多くの経験ある先生方の御協力の下、有意義な会を開催いたしたく存じます。

本研究会は肝膵領域を中心として会が結成され発展して参りましたが、近年は、治療薬が膵臓以外にも適応が拡大さていることもあり、全身の多くの臓器の神経内分泌腫瘍を、統一的に診断・治療する方向へと移りつつあります。そこで本会では、テーマを「NETハーモナイズ」と致しました。心は、同じ診断基準で全身の神経内分泌性腫瘍を診断し、腫瘍の性質および治療の結果を比較したい、ということです。臓器を超えた、統一診断基準をつくり、各臓器の専門家の叡智を結集して、全身臓器の神経内分泌腫瘍について、診断基準・治療基準を日本から提案できればと念じております。それに応じて、シンポジウムも「Neuroendocrine neoplasms (NEN)の臓器横断的病理診断の確立に向けて」と題して開催いたします。

会場の、東京大学本郷地区は、9月下旬ともなれば銀杏も色づき、とても良い季節と存じます。どうぞ、研究会にご参加下さい。

謹白

2018年12月吉日